「わが国作品の9割はパクリ」…中国政府・著作権関連責任者

中国政府での著作権関連の責任者である柳斌傑国家版権局局長は12日に行われた「2011中国版権年会」で、「中国の文化芸術作品の90%は模倣か複製だ」と述べた。文化芸術作品とは、出版物や美術品、音響映像作品など、娯楽性が高いものを含む「創作物」を指す。中国新聞社が報じた。

柳局長は「現在のところ、中国国内の多くの文化芸術作品について、創造力が不足している」と認めた。そのため「中国の文化芸術作品の90%は模倣か複製で、創造的な作品は多くない」という。外国映画などが人気を集める理由として、「(中国作品は)創造能力が弱い」、「(外国の方が)創意工夫と人々の心に伝える力がわれわれよりも強いからだ」と指摘した。

柳局長によると、創造力発揮の支援をするために、中国政府は基金の創出を含めて、支援策を強化する。また文化関連産業の育成を図るために、企業改革も進めるという。

中国では、さまざまな分野で市場システムの導入が進められている。文化産業分野の企業や団体が環境の変化に十分についていけず、創造力の育成にコストをかけにくいとの指摘もあった。

柳局長は、文化産業に属する企業の多くは株式会社化、株式の上場、企業再編などの改革を進めていると説明。舞台芸術団体と娯楽的な新聞や雑誌の出版社では遅れているが、それでも制度改革を進めている最中だと説明した。

柳国家版権局局長は、中国政府・新聞出版総署(報道出版総署)署長もかねている。著作権だけでなく、報道や出版物の内容の取りまとめ・指導の責任者のひとりでもある。

(エキサイトニュース 2011年11月15日 11時44分 配信より)

我が国の知的財産権を最も侵害されている国の一つが中国です。中国政府の著作権関連責任者が9割は模倣か複製であると中国版権年会で発言するくらいですから中国政府にとっても頭の痛い話なのでしょう。

中国が米国経済圏となるTPPに参加するとは思えませんが、もし参加した場合、日本にも知的財産権の面において、少しは参加のメリットを見い出せるようになるのではないかと思いました。

ところで、中国はパクリと一言で言ってみても、リバースエンジニアリングして、正確に模倣する技術力があることを忘れてはいけません。

日本も数十年前に同じ道を歩いてきておりますから、そう遠くない日に中国は技術立国になっているかもしれません。

それまでに日本は、明確なコア産業を育てあげておくことが必要だと感じます。

また、話が変わりますが、中国での実用新案権は、日本の実用新案権とは全く別の権利と考えてもいいくらいなので、中国で商品を販売する場合、実用新案権は使いにくい権利と切らずに、どんどん取得していきましょう。

応訴の費用は出願費用のそれとは桁が違いますので、利益を確保するための先行投資だと思い、出願して権利化しておきましょう。

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