1. <教えて!>会社名(商号)であれば、商標登録しなくとも、自由に使用することができますよね?「商号(の一部)」であれば、商品やサービスに自由に使用できるとはいえません。つまり、商標権侵害となる可能性があります。「商号」と「商標」とは、性格が異なるからです。

  2. <教えて!> 先に商標を使用していれば、商標権侵害にはならないですよね?先に使用しているというだけで商標権侵害を免れることはできません。
    商標権侵害を問われた場合、侵害を免れるための方法はいくつかあります。その一つに、「先使用権」を主張する方法が挙げられます。

  3. <知っていましたか?> 山本一太議員がTwitter安倍内閣の内閣府特命担当大臣である山本一太議員が、Twitterで知財政策ビジョンについて述べています。

  4. <教えて!>「弁理士」って何者?弁理士は、産業財産権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)に関わる手続を代理することができる国家資格保有者です。 便利屋ではありません(笑) よく間違われますが・・・ 実は、国家資格としても弁護士についで歴史のある資格なんですよ。

  5. 商標事件簿他人の商標権を侵害してしまうと、たいへん厳しい状況に陥ってしまいます!!過去の使用分(侵害分)に対し、損害賠償金を求められることや信用回復措置として、謝罪広告等の掲載(告知)を求められることもあります。

  6. いいね!登録商標

  7. 登録できない商標 ~記述的商標(商標法3条1項3号)~今回はニュース記事から離れて、商標の一般的な話をします。 商標は、特許庁へ出願さえすれば何でもかんでも登録が認められるものではありません。一般に、商標登録出願後に特許庁の審査官から「拒絶理由通知(登録を認めない旨の通知)」を受ける率は約60%にも及びます。年間7万通ほどの拒絶理由通知が出されているのです。 今回の記事で「こんな感じの商標は登録できないのね」という大ざっぱな感覚をつかんでいただくのが目的であり、皆様の今後のネーミングの参考になれば幸いです。

  8. 彦根市のキャラクター「ひこにゃん」と「ひこねのよいにゃんこ」が和解今回の「商標NOW」では、滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」のその類似キャラクター「ひこねのよいにゃんこ」の訴訟問題から見た、キャラクターの保護について解説いたします。

  9. 女児向けアニメ「プリキュア」の次の展開は?今回の「商標NOW」では、その大人気アニメ「プリキュア」の商標から見る、“未来”のおはなし。商標ひとつで、次の流行や、企業戦略の一部が見えてくる?

  10. 横綱の名を冠した「白鵬米」いざ商標登録出願へ!今回も有名人の話題を基にして商標の解説をしたいと思います。その有名人とは、モンゴル出身で宮城野部屋所属の力士である、平成の大横綱・白鵬関。その名を冠した「白鵬米」を関係者が商標登録出願したようです。

  11. 歌手の野口五郎氏が特許権取得今回は特許の話題をお届けします。さて、野口五郎が特許取得と聞いて、「あの野口五郎?」と思ったのは私だけではないでしょう。同姓同名の他人じゃないの???いやいや、これがまぎれもなく歌手の野口五郎さんです。

  12. ドクター・中松氏の商標登録出願ドクター・中松氏が「日本維新の会」を商標登録出願した!今回は、この騒動の真相を明かします。既に商標登録されているかのように語っている方も多いですが、拒絶査定がされています。特許庁の審査官は、登録を認めないとする最終判断を下したわけです。ドクター・中松氏がこの拒絶査定に納得できない場合は…。

  13. 猿になったキリスト 〜修復画に著作権は認められるか〜今回の『商標NOW』でも、前回に引き続き、著作権に関する話題をお届けします。さて、今、スペインでは、キリストの絵画の修復について、世界の注目を集める、ちょっとした問題が起こっています。その絵画とは、スペインの小さな教会に描かれたフレスコ画なのですが、自称プロ画家という女性が修復を手がけたところ、キリストの崇高さが一切なくなり、まるで猿のようになった、というのです。そして、その騒ぎが何と“著作権騒動”にまで発展したということで、てんやわんや。さて、事の顛末は…。

  14. 違法ダウンロードの刑事罰化 ー個人利用であっても懲役に処せられる!?今回の『商標NOW』では、商標ではなく、平成24年度の著作権法改正を取り上げます。主な改正項目は5点ありますが、多くの方に最も関わりがあるだろう「違法ダウンロードの刑事罰化」についてご説明しようと思います。施行は2012年10月1日から!もう目前の話なんですよ。インターネット上での、音楽・映像の使用についてのトピックですから、私たちの日常生活にも深く関わってくる問題と言えますね。一緒にしっかりと考えていきましょう。

  15. 「メンタリスト」商標登録問題 DaiGoから海外ドラマへ?最近、巷を騒がしている商標登録問題があります。みなさん、「メンタリスト」という言葉、聞いたことありますか? DaiGo(ダイゴ)さんという、パフォーマーさんなのですが、この方の肩書きが「メンタリスト」なのです。そして、今回、その「メンタリスト」という名称が、DaiGoさんとは全く無関係な団体によって商標登録出願されたという話。報道によると、その商標登録トラブルは海外ドラマのタイトルにまで飛び火しているとのこと。DaiGoさんも、その海外ドラマも、「メンタリスト」の名称を使えなくなるんじゃないかと、ニュース記事では盛んに云々していますが…。やはり報道の通り、DaiGoさんやこの海外ドラマは、「メンタリスト」の名称を使えなくなってしまうのでしょうか? …ううむ、浅見の浅知恵じゃ、わかりません! ということで、商標知識の生き字引、iRify国際特許事務所・河合光一弁理士に教えてもらいましょう!

  16. 香り、音、触感—『新しい商標』へ向けて法改正目指す特許庁以前にも取り上げた、「香り」や「音」「触感」などの「新しい商標」について。ついに特許庁は2013年の通常国会に、商標法の改正案を提出すると発表しました。果たして、「新しい商標」には、導入のメリットがあるのでしょうか? その審査方法・判断基準は? 今後の動向が注目される大切なニュースです。さあ一緒に考えていきましょう。

  17. 「長崎ちゃんぽん」韓国で商標登録出願される!?こんにちは。さて、またまた日本の地域ブランドが海外で勝手に商標登録出願されたと報じられました。そこで今回はさっそく、「長崎ちゃんぽん」が韓国の特許庁に商標登録出願されたという、そのホットな話題をお届けしていきたいと思います。リンガーハットなどでもお馴染みの「長崎ちゃんぽん」ですが、韓国だけでなく、どうやら日本国内においても、商標登録されていないようなんです。あれだけの有名なブランドが、なんで? ということで、iRify特許事務所の新進気鋭・河合弁理士に教えてもらい、疑問を解決させましょう!

  18. 特許紛争-標的にされる日本勢(後編)前回の『商標登録NOW』では、日本企業が海外の「特許管理会社」から、特許紛争の好餌にされているという現状をお伝えしました。しかし、日本の企業もサンドバックではありません。日本のITベンチャーの中には、グーグルやヤフーなど米国の超大手IT企業を相手取り、雄々しくも特許訴訟によって攻勢をかけている企業もあるのです。この社員わずか8名の日本のベンチャー企業の名前は「イーパーセル株式会社」。この会社の経営戦略の中には、ほかの日本企業に足りない「知的財産の活用」に関する、強固な意志を感じることができます。それでは、今回の『商標登録NOW』後編では、この日本のベンチャー企業が起こした特許訴訟を通して、「知的財産の活用」について改めて考えていきたいと思います。

  19. 特許紛争-標的にされる日本勢(前編)最近、スマホ関連の特許を巡って、多くの訴訟が起こされています。ヤフーがフェイスブックを特許権侵害で訴えたのは、記憶に新しいところですね。このスマホ分野での特許紛争ですが、特許戦略で遅れをとっている日本企業(NECやSONYまでも!)が標的にされることが多いんです。しかし、そういった中でも、自社の基本特許を知的資産として上手に活用し、孤軍、米国の大手IT企業らを特許権侵害で訴えている日本の企業もあるのです。それは、ベンチャー企業『イーパーセル株式会社』。今後、世界に進出していく日本企業にとって、ひとつのよい見本になりうるイーパーセルの知財戦略について、今回の『商標登録NOW』では、前・後編に分けてお届けしたいと思います。

  20. iRify特許事務所に新しい仲間!走れる弁理士・河合光一さんごきげんよう。iRify国際特許事務所・編集長の浅見です。はや今年も4月になり、新しい年度を迎えましたね。桜は満開し、初夏を思わせる日差しも、ときに燦々と世界を照らしています。そんな光眩しい季節に、iRify国際特許事務所は新しい仲間を迎えることになりました。商標を担当する河合光一弁理士です。iRify国際特許事務所はおかげさまで、お客様からの商標登録に関するご依頼件数が、この3月末でついに1万件を超えました。案件数が順調に推移している中での、今回の新戦力の加入。さて、河合弁理士ってどういう方なんでしょう?えっ、MBAを取得されていて、しかもフルマラソンを走破するですって?それはすごい。それではさっそく詳しくお話を伺ってみましょう。

  21. 意匠権の範囲拡大―ウェブデザインにも?(後編)今回の『商標NOW』では前回に引き続き、「意匠権」が壁紙やアイコンなどウェブデザイン一般にまで保護対象を拡大させるかもしれないという、大きなニュースについてお届けします。実は日本は、国際的な意匠出願制度を定めた「ヘーグ協定」に加盟していません。この「ヘーグ協定」は、特許における「PCT(特許協力条約)」、商標における「マドリッド協定議定書(プロトコル)」に相当するものです。複数国へ一括出願する際に非常に便利な意匠出願制度なのですが、どうして日本は加盟しないのでしょうか? 日本の意匠制度の“性格”を分析することで、その理由を考えてみましょう。さあ今回の特許庁の検討を経て、新時代の意匠制度は誕生するのでしょうか。注目です!

  22. 意匠権の範囲拡大—ウェブデザインにも?(前編)今回の『商標NOW』では、日経新聞が報じた意匠権の注目すべきニュースについてお届けしたいと思います。意匠権の保護対象を拡大させて、ウェブページのアイコンや壁紙などの「ウェブデザイン」一般までをもフォローさせようと、特許庁が検討を始めたというのです。これは欧米などに足並みをそろえて、国際的な意匠出願制度に加わろうという意図があってのことなのです。今回の『商標NOW』では、そもそも「意匠」とはどういう権利なのかという基本的なところから、意匠権による「画像デザイン」保護の現状についてまで、丁寧に解説していきたいと思います。今回は「前編」です。

  23. 米ヤフー、特許侵害でフェイスブックを提訴ソーシャル・メディアの大手企業間で巻き起こった本格的な特許権紛争についての話題をお届けしたいと思います。先日、インターネット大手のヤフーが交流サイト(SNS)最大手・フェイスブックを特許権侵害で提訴したというニュースが報じられました。シリコンバレーの新旧寵児同士の間で勃発した突然の特許紛争には、業界内でも戸惑いの声が上がっています。フェイスブックの新規株式公開を目前に控えたこの時期でのヤフーの提訴。この係争の着地点は見つかるのでしょうか?「パテント(特許)・トロール」「特許のクロスライセンス契約」というキーワードとともに、今回の特許紛争を眺めてみましょう。

  24. 日米欧など特許の世界共通化に着手今回の『商標登録NOW』では、特許の話題をお届けします。政府は6月から日本、米国、欧州、中国、韓国の5カ国で特許制度の世界共通化に向けた協議に入ると発表しました。現在、中国でのアップル商標権侵害問題が注目を集める中、知的財産権を脅かすローカルリスクへの対策がいよいよ喫緊の課題となっています。今回の5大特許庁会合の主な目的は、特許の国際出願などに関する共通のルールを整備することで、そういったローカルリスクの軽減を図ろうというもの。ここでもやはり、台風の目は“中国”です。さて、中国を国際的な枠組みの中に取り込むことはできるのでしょうか?

  25. 商標・イン・ワンダーランド—アップルもジョーダンもご立腹・後編こんにちは。iRify特許事務所・新米編集長の浅見です。前回はアップルの登録商標やブランド力に乗っかった中国のフリーライド商品のあれこれをご紹介してきました。今回はその続編。アメリカのバスケ界の元スター「マイケル・ジョーダン」や、フランスの有名ブランド「エルメス」が、中国で巻き込まれた商標登録トラブルについてお届けしたいと思います。海外の著名人・著名ブランドや地名など、商標登録トラブルが頻発する中国。今回はiRify特許事務所・所長弁理士の加藤さんにもご登場いただいて、中国における登録商標の“イマ”を考えていきたいと思います。キーワードは「冒認出願」!

  26. 商標・イン・ワンダーランド—アップルもジョーダンもご立腹・前編こんにちは。iRify特許事務所・新米編集長の浅見です。今回は、我がiRifyグループの頼れるCEO・彦田さんをご紹介します。元高校球児・彦田さんの熱血ご指導&ネタ振りのおかげさまで、浅見は日々記事を書けております。感謝。さて、今回のネタも彦田さんから頂戴したもの。アップルが陥っている中国の商標登録トラブルについてです。根本的に商標権をはじめとする知的財産権に対する観念が希薄な中国。そのワンダーランドっぷりを、主にアップル商標を通して、眺めていきたいと思います。今回は前編です。

  27. アップル—「iTunes in the Cloud」開始で音楽業界復活?米国・アップルは2012年2月22日、クラウド型音楽配信サービス「iTunes in the Cloud」(アイチューンズ・イン・ザ・クラウド)のサービスを日本で開始しました。日本ではクラウド型サービスに対して、著作権侵害の線引きがあいまいで、また、日本の音楽業界もネット配信にはネガティブでした。しかし、CD販売とネット配信の市場が同時に縮小する危機的な状況を受けて、今日、ネット配信に活路を見いださざるを得なくなったのです。新サービスで市場縮小にストップをかけられるか?今回の『商標登録NOW』では、クラウドの可能性を眺めつつ、デジタル社会における新しい著作権のあり方を考えていきます。

  28. 商標権にまつわる中国進出リスク(後編)世界的なITブランドを築いてきたアップルが中国で集中的に商標トラブルに巻き込まれています。「iPad(アイパッド)」に引き続き、「iPhone(アイフォーン)」でも、商標権を持っているとする別の中国企業が現れました。和解金や使用権収入を狙ったこのような商標権占拠は、もはや中国のお家芸と化しているようす。「世界の市場」へと大きく変貌をとげた中国ですが、進出リスクが改めて浮き彫りになったかたちです。今回の『商標登録NOW』は前回の続編。フェイスブックの商標登録戦略やアイホン株式会社との商標権にまつわる話も交えて、くわしく解説していきます。

  29. 商標権にまつわる中国進出リスク(前編)中国で商標登録をめぐるトラブルが続出し、中国進出の新たなリスクが浮上してきています。インターネットの普及に伴って商標出願の手続きが容易になったことから、中国市場に参入する外国企業との訴訟を狙い、海外で発売された他社の新製品と同じ商標をすぐに中国で出願・登録する動きが拡大しています。iPhoneの登録商標トラブルを通して、中国の商標登録事情と進出リスクをしっかりと見ていきましょう。中国の商標登録問題は、今特に注目すべきトピックですので、今回の『商標登録NOW』は前・後編に分けてお届けします。

  30. 「チュッパチャプス」商標権侵害訴訟「場の提供者」の責任認める今回の『商標NOW』で取り上げるのは、ネット通販での商標権侵害を巡る争いについて。この裁判では、商標権侵害についてネット通販の運営元も責任を負う、という判決が下されました。商標権の観点から、運営元に責任が問われたのは初。今回の判決を受けて、ネット世界ではますます登録商標は存在感を増していくことでしょう。訴訟の経緯を見つつ、ネットにおける登録商標のあり方を一緒に考えていきましょう。